CURVE-05:キャッチの張り出しを短くした試作ケース
M5Stopwatch用CURVE04から、Apple Watch小型系バンド受けを本体側へ寄せた改訂です。バンドの左右幅ではなく、丸いケースから外側へ出る長さを短縮しています。
実物のバンド適合、ロック・解除、保持力、耐久性は未検証です。装着前に、時計を付けずに確認してください。
変更寸法
- 本体外形は約 56.13 × 69.67 × 18.72 mm(時計本体を含まないケース単体)。
- 受けを片側 2.50 mm内側へ移動。全長 74.675 → 69.675 mm、合計 5.00 mm短縮。
- 元の30°傾斜に沿って移動するため、受け中心は同時に 1.443 mm上方へ移動します。
- 公称R27.5の丸い本体を基準にした片側の張り出しは 9.837 → 7.337 mm、約25%減。これは受け全体の横幅ではありません。
- 受けの左右幅34.50、溝全高H3.50、溝奥行3.50、出口高2.50、中央穴P5.50 × 2.25 mmは変更していません。
- 元の腕側接触曲線を残し、不要になった旧ストラップ耳の先端を除去。短縮で下に残る小さな突起を解消するため、新設部の下側を0.75 mm厚くしました。局所下面は−3.75 → −4.50 mmです。
- 外側R1.00丸みと入口C0.15を維持。上面の幅移行曲線は局所G2条件を維持しています。下側面に残る面の境界まで、全面接線連続という意味ではありません。
- 隠れる床面の識別はCURVE-05、彫刻深さ0.25 mm、残る床厚3.25 mmです。
ファイル
export/m5_small_band_curve_v5.step:編集・寸法確認用の本体。export/m5_small_band_curve_v5.stl:組立座標の同じ本体。export/m5_small_band_curve_v5_print_axisZ.stl:レールのスライド軸を造形Zへ向けた候補姿勢。同じ部品なので標準STLと両方を発注しません。export/assembly_reference_DO_NOT_PRINT.step:時計本体を含む参照組立。印刷しません。build_case.py、parameters.json:編集可能な生成スクリプトと生成時の寸法記録。CAD_CHECKS.json、mesh_validation.json:今回のCAD・STL検査結果。
比較画像は別の画像パックに収録しています。CURVE04とCURVE05を同じ正投影カメラ・同じ縮尺で比較しています。
今回の印刷補足はPRINT_GUIDE_V5_JA.md。
既存の試験部品について
今回のCADパックは変更した本体の改訂分です。前回の6条件一体試験ブロック、個別試験片は変更しておらず、そのまま使います。
- 一体試験ブロックでH/P条件を選ぶ。
- 選んだ条件を、本体と同じ局所造形角度の個別片で確認する。
- 最後に短縮本体で、バンドの挿入、ガタ、確実な係止、裏穴からの解除を確認する。
既存の試験部品には本体の有効なC0.15入口面取りがなく、今回厚くした下面や実際の本体への取り付けも再現しません。断面嵌合・ラッチ寸法を絞るためのものです。実バンドの形状や保持力は、最終本体でも必ず確認してください。
JLC3DP材質・発注設定とAdventurer 3 +
PETGの基本設定は、前回配布した印刷ガイドを継続使用できます。ただし前回ガイドの本体外形・受け位置・下側肉厚はCURVE04の値です。今回の寸法はこのREADMEとCAD_CHECKS.jsonを優先します。造形姿勢、サポート、スライサー、発注先の受入れは未検証です。
肉厚と制約
上側の中央前縁は約1.594
mmのままです。今回の下側補強は外側形状のみで、溝・中央ラッチの位置や寸法を広げるものではありません。R1と入口C0.15が交わる最外端の縁、元から薄い磁石ポケット底などを含め、全域の最小肉厚を保証しません。位置別の確認値はCAD_CHECKS.jsonを参照してください。
短縮量は幾何検査で余裕を確認した試作値で、物理的な最短寸法や強度限界ではありません。欠け、白化、ひび、バリ、異常なガタ、解除不良があれば使用を中止し、寸法や造形条件を調整してください。
再生成
Python 3.12、CadQuery 2.7.0、NumPy 2.3.5で検証。彫刻にはDejaVu Sansフォントが必要です。
pip install -r requirements.txt
python build_case.py
標準値は片側2.50 mm短縮です。実測した試験片結果に応じて、たとえば次のように溝の全高補正と中央穴幅を変更できます。
python build_case.py --inward 2.50 --height-offset -0.10 --pocket-width 5.50
変更後は、干渉・肉厚・印刷適合を再検査してください。任意の--inward値に対して安全性を保証するスクリプトではありません。parameters.jsonを直接編集しても生成形状へは反映されません。生成時にexport/を上書きするので、測定済みの版は別保存してください。
出典・ライセンス
- Kawacci:https://github.com/kawacci/m5-stopwatch-watch-case、commit
3998c0f4330d46ee4a1818db3cbedae9cf819483。元BANDBASE2・StopWatch STEPはMIT。inputs/LICENSE_KAWACCI.txt。 - Pk11 / Epicpkmn11:https://github.com/Epicpkmn11/art/tree/main/personal/3D/Apple%20Watch%20band%20adapter%20for%20iPod%20nano%206、v3、commit
518ef4bcd5961debaf301cbc1e28e8435f0ec648。受け形状の参考はCC0。inputs/LICENSE_PK11_CC0.txt、PK11_REFERENCE.json。 - Pk11参考STLの単位はmmと仮定。小型系バンドへの実適合は確認されていません。
- Apple公式CAD曲線の取り込み・再配布はしていません。DWG・DXF・図面PDFは同梱していません。