「面白いプロダクト」を生み出したい
増井雄一郎とはどんな人物か。人に紹介される時には「国内外で4回起業した経験」をもつ「シリアル アントレプレナー」であり「エンジニア」だと、よく言われます("風呂グラマー"や"IT芸人"と呼ばれることも多いですが)。
なかでもエンジニアとして評価されることが多いのですが、プロダクト開発に必要なことは全てが自分の範囲と捉え、開発以外にもチームビルディングや採用・ビジネス企画・PR、資金調達まで幅広く関わってきました。
改めて振り返ると、私は「人の役に立つ」プロダクトを「正しい方法」で「楽しんで作っているか」を軸に経験を積んできたように思います。
もちろん"コードを書くこと”が、私の価値を発揮しやすいのは確かです。
ただ、創業者や経営者が思い描く未来への”想い”を対話しながら、要素や特徴、課題を抽出し最適な「プロダクト」へ落とし込むことはエンジニアリングと同じくらい私の得意としている分野です。
このような役割を私は「Product Founder」と定義しました。
今後は、多角的な視点を持つ「Product Founder」として、まだ見たことのないプロダクトを創っていきたいと考えています。
私が考えていることや目指していることは、下記の記事を読んで頂けると幸いです。
- 増井雄一郎氏が早稲田大学ビジネススクール・入山章栄准教授に聞いた「弱いつながりの強さ」と、次のキャリアにつながるヒントとは?
- 有名エンジニアの頭の中─株式会社トレタCTO増井雄一郎氏“全て失っても生きていける。だから自由”
- エンジニアは自由を獲得するために戦うべき|増井雄一郎が説くギークにとっての幸せなキャリア
- アプリのリリースに必要な「引き算担当」について - @hitoshi annex on hatena
Product Founder
アイディアや課題を分解・抽象化・再構築して、プロダクトを創造する役割として "Product Founder" という役割を定義してみました。
過去20年以上に渡って日米で、商用・オープンソースなど複数のプロダクトを作ってきた知識と経験を生かして、単なる企画だけではなく、まだ見えてないアイディアに骨格を与え、実際の構築からビジネスやPRなどまで広い範囲にわたって価値を提供します。
Values
分解・抽象化・再構築 - Analysis, Abstraction, Restructuring
- アイディアや課題を分解して深く考え、色々な課題や状況に対応できるように抽象化し、それをプロダクトやソリューションという形で再構築します
- プロダクトだけでなく、講演・記事・書籍・イベントでターゲットに合わせて構築します
- ヒアリング、企画、設計から実装まで、一人でプロセスを走れることが大きな特徴です
一人の中に持つ多様な価値観 - Intrapersonal diversity
- エンジニア、プロダクトオーナー、オープンソース、日米で起業、講演、ライター、DJなど多様な経験から、多くの価値観を通じて多角的に判断します
弱いつながりの強さ - The strength of weak ties
- 弱いつながりの中から得る幅広い情報や対話を持つことで、遠く離れた価値を繋げます
- 高い知名度と広い関わりをスタートアップ界隈で持っています
知の探求 - Exploration
- 自分の分野に関係なく、興味のあることは調べ、手を動かし、学習します
- 面白いことを見つけると自分から連絡し、担当者へ会いにヒアリングや議論をします
- 得た知識はプロダクト以外に、各種Webメディアの記事など多様な方法でアウトプットしています
期待される仕事
- プロダクトの創造を中心にした仕事をします
- ビジネスや採用・チームビルディングも行えますが、中心はプロダクトになります
- ここに書いている以外のことも面白そうな事は積極的に関わって行きます
新規プロダクト・ビジネス創造
- ヒアリングやグループワークなどを通じて既存アイディアの分解・抽象化などを行い、事業可能性や技術的実現性を考えながら、プロダクト創造を行います
- 企画だけでなく、MVPやプロトタイプの制作、ビジネス設計や技術設計など、必要なことを何かしらの方法で解決します
プロダクト・経営チームに対するコーチング・伴走支援
- プロダクト・ビジネスサイドの両面に立ち、プロダクト構築完遂に向けて支援します
- 主にプロダクトオーナー/マネージャを対象としますが、エンジニアや営業の方などを含めた議論なども積極的に行います
CTOや経営層に対するメンタリング
- CTOや他のCxOに対するメンタリングを行います。主な範囲はプロダクト・ビジネス・技術・チームです
- 特に技術と経営の問題については何度も深く考えたのでお手伝いできると思います
- フロントに立っての採用支援は行いませんが、採用に向けての仕組みを作るお手伝いをします
講演・取材
- 自身が受けるインタビュー記事だけでなく、取材・コメンテータ・インタビュアーとしての仕事も行っています
- 過去に講演した際の主な資料は下記のURLにあります
https://speakerdeck.com/masuidrive
やってみたい仕事
下記については上記とは別枠で仕事を頂けるとうれしいです。ただ経験が少ないのでパフォーマンスが十分でない可能性があります。
- メディアに出る仕事 (分野を超えて知名度を得て仕事の幅を広げたいため、登壇、TVなど)
- スタートアップ以外での新規事業
- ベンチャーキャピタル (出資先への開発サポート)
- 海外に関する仕事 (特にUSAと台湾)
- 車に関する仕事 (パーソナルモビリティ、コネクテッドカー、自動運転、レース、峠)
- DJに関する仕事 (オファーでもDJコントローラ作りでも)
得意なこと
エンジニアリング
- 持続可能な開発構造、システム構造の設計
- Ruby, Javascript, React, ReactNative, Swift, C
- Docker, AWS, Firebase
- Sketch, Zeplin, Photoshop
- 位置情報、テキスト解析、プロトコル、VM、組み込み
- 基礎的な理解: blockchain, deep learning, Android native
- 勉強中: k8s, golang, deep learning(主にテキスト解析)
ものづくり
- "分解・抽象化・再構築"を軸に、新しい価値のあるものを創造します
- アイディア出しから、企画、制作、リリース、PR、サポートまで全パートに対応可能
- コード以外にも、基本的なハードや組み込みの知識があるので、ハードウエアに関するものも作れます
「面白さ」を見つけ、伝える
- 物事を客観的に見ることで、多くの人に分かりやすく面白いポイントを見つけて、それを理解しやすい形で提供します
- 技術広報・プロダクト広報・コーポレート広報
- ハッカソン審査員・パネラー・モデレータ・ファシリテーター
育成
- 対象に対して興味を持ってもらい、自己学習のできる基盤を本人の中に作ることを目標として、人材育成を行なっています
- 初学者に向けた技術立ち上げや、中級者向けに視野を広げるお手伝いをします
- 学生向けなどのテクニカルメンター
- 非エンジニアに向けたエンジニアリング講座
- エンジニアキャリアに関する講演
苦手なこと
- ルーチンワーク、ちゃんと続ける
- 会社に雇われる
- 型にはまること
- 興味のないことをやる
- 進捗管理、評価
- アメリカで起業・就労経験ありますが、英語はビジネス議論まではできない程度で、TOEICは600点前後だと思います
経験
起業
株式会社ハイセック (2002-2006), 札幌
- Founder, CEO
- 学生時代に起業。主にi-mode向けのサイト開発を行う
BigCanvas, Inc. (2008-2010), Seattle, US
- Co-founder
- iPhoneアプリ「BigCanvas PhotoShare」の開発を行う
- 企画からサーバサイドの開発を中心に行う
株式会社FrogApps (2011-2013), 東京
- Co-founder, CTO
- スマホアプリ「ミイル」の開発を中心に、資金調達から組織運営、ビジネスまで広く関わる
株式会社トレタ (2013-2018), 東京
- Co-founder, CTO, 事業推進部 技術部長
- iPadアプリ「トレタ」の開発に始まり、資金調達から組織運営、業務提携、ビジネス、海外事業の立ち上げまで広く関わる
活動
講演・講師
- 「風呂グラマー」「IT芸人」の名で親しまれ、起業・エンジニアのキャリア・プロダクト開発・新技術など多岐に渡る講演を年40回以上行う
- 公開講座以外にも社内向けの講演や、パネルのモデレータ・司会・審査員などを全国で積極的に行う
メディア・執筆
- 技術に関する複数の記事・書籍執筆 (共同執筆)
- 自身に関するインタビューだけでなく、興味のある事象についてはプランナー・インタビュアーとして記事制作に関わる
海外
- 2008年 アメリカにてBigCanvasを起業
- 2010年 Appcelerator, Inc.に所属し、全社150名で唯一の日本人として東京にてエバンジェリスト活動を行なった
- 自分の目標として年1回は英語にて講演を行う。2018年はRuby X Elixir Conf Taiwan 2018にて”Rails loves React”の講演を行った
オープンソース
- 個人制作で開発停止していたPukiWikiを巻き取り、オープンソース式のチーム開発にして軌道に乗せた
- mrubyのビルドシステム・パッケージマネージャの構築、VMやコンパイラのenhancementを行った
- 初期のNode.jsの開発に参加、同時期にTitanium Mobileへも参加し、開発元のAppcelarator, Inc.にjoin
- 個人で作ったものの多くをオープンソースとして公開
育成
- 高校生向けキャリア啓蒙 - 近未来ハイスクール
- 小・中学生向けプログラミング大会 審査員
- 高校生向けビジネスアプリコンテスト メンター
など多数
DJ
- 2018/6よりDJ masuidriveとして活動開始
- POP TECH PARTY 共同主催
- CS Hack BBQ レギュラーDJ
- iOSDC 2018 プレパーティ ゲストDJ
主なプロダクト
PukiWiki (2002-)
- PHPで書かれたオープンソースのWikiEngine
- Product Ownerとして意思決定やTeam building、PR、recruitmentを行う
- 2002-2004ぐらいに流行し、累計100万ダウンロードを超える
- Wikiの今後はCGIからホスティングへ、WYSIWYGの編集も可能に?
BigCanvas PhotoShare (2008-2011)
- 世界初のiPhone写真共有プラットフォーム
- AppStoreのinitial launchのアプリの一つとしてリリースされ、一気に100万ユーザを超え、世界中にユーザを持つ
- 【番外編】「PhotoShare」で世界を変える――中島聡さん
ミイル (2011-)
- 食べ物に特化した写真共有プラットフォーム
- Product ownerの中村と共に体験設計、システム設計やサーバサイドの初期開発一式を行う
- iOS, Android, Web版をリリース
- 食べ物の写真をキレイに加工できる!フード系ソーシャルアプリ『ミイル』にAndroid版が登場
MobiRuby (2012-2013)
- RubyでiOSのアプリを構築できるtoolchain
- ほぼ一人で開発。mrubyの初期のユーザとして本体の開発へも貢献
- 第5回 フクオカRuby大賞 特別賞
wri.pe (2013-)
- Webで使えるメモ帳アプリ
- 一人で開発。海外向けにPRを積極的に行い50件を超える記事で掲載される
- 増井雄一郎氏,クラウド型メモ帳サービス「wri.pe」をリリース:ニュースリリース|gihyo.jp … 技術評論社
トレタ (2013-)
- 飲食店に特化した予約・顧客管理プラットフォーム
- Product ownerの中村と共に体験設計、システム設計やサーバサイドの初期開発一式を行う
- iPad, Web版をリリース
- https://toreta.in/
miyamotoさん (2014-)
- SlackとGoogle spreadsheetを使った勤怠管理システム
- 100を超える組織で利用されている
- https://github.com/masuidrive/miyamoto
Kitayon (2015-2017)
- 有志のエンジニア 5名で製作したオフィスの受付アプリ
- Product ownerとして意思決定やTeam building、売却に関する交渉と同時にインフラや開発環境の構築を行う
- 「TechCrunch Tokyo ハッカソン 2015」でプロトタイプ作成し優秀賞を受賞
- ハッカソン終了後チームで作り続け70%まで完成したところでディライテッド株式会社に譲渡し、これをベースとした製品が2017年に「レセプショニスト」としてリリース
- TechCrunch Tokyoハッカソンから「プチエグジット」―、オフィス受付アプリ「Kitayon」がトレタ通じて譲渡 | TechCrunch Japan
トレタフォン ボックスタイプ (2016-)
- 電話の通話記録などiPadへ送信するCTIハードウエア企画・基本設計・ドライバ作成を行う
- 制約の強いBLE環境でのプロトコル設計
- ハードウエアやファームウエアの構築の協力会社への発注
- トレタフォン ボックスタイプ
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